自閉症は知覚と認知の障害が根本になります。情報が入りにくく、正しく理解できないのです。分からない、できない、だからやりたくない、言葉が理解できないから暇…。こんなことが学習を不成立にさせ、逸脱行動を誘発しているのです。
 これまで紹介してきたように、主体的な参加を促す支援方法を実現することで、学習が成立し、「分かる、できる、認められる」経験を積み重ねながら、様々な知識や技能を身に付けていくのです。
 失敗することが多くなると、自己肯定感が低下し、活動や人に対する拒否的な態度が増えます。ですから、成功経験が積み重なるように、目標設定や活動内容について、スモールステップで計画していくことが重要です。
 そのために、簡易なものでよいので、短期の「個別の指導計画」などを作成し、P‐D-C-A (計画‐実施‐評価‐改善) サイクルで、支援方法の評価・改善を行うことをお勧めします。